第4回 カワハギカップ


日程:2008年12月30日
釣宿:久比里 みのすけ丸
参加者:国士無双、Ban-Q、ほの字、2℃、2流3、ビギ(文責)


ソウル釣りクラブの現役組から電動組へ挑戦状が届いた。
「来る12月30日、久比里港・みのすけ丸において決戦を申し込む。逃げることなく、正々堂々と戦いに挑んでもらいたし。国士無双・Ban-Q」
これを見た電動組のメンバーは、「えーっ、さすがに年末だわな。稟議が通るかどうか…」
と、一様に渋い食いつきであったが、しかし、ただ一人燃えている人がいた。
「何を小癪な。返り討ちにしてくれるわ!」と、いつも先鋒を務める2流さんの眼は血走っていた。
前回、2流さんは「Aさん」呼ばわりされ、苦い思いをしていた。忘年会のときには、「傷ついてるんだから、もう言わないで」と肩を落とし、見る者の涙を誘っていた。
「そうか、2流さんの助太刀をしなければ!」と意気に感じた電動組の面々は、一人、また一人と参加ボタンを押したのであった。

さて当日の朝7時、信号故障で到着が遅れるほの字さんを残して、みのすけ丸に一同が会した。
現役組とは、久しぶりに顔を会わすも、どことなくよそよそしい。
すでに試合は始っていた。

立会人、みのすけ丸の計らいで左舷一列をわれわれ6名にあてがってくれた。
そうなると、釣り座はどうなるんだ?
「断然、艫が有利」という都市伝説をみんなは信じていた。特に2流さんは性懲りもなく、オオドモの席を欲しがった。
揺れない席を欲しがっていた国士さんの言葉は意図的に忘れさられた。

じゃーんけーんぽん!
一番に勝った2流さんが伝説の最後尾にすわることに。



釣り座が決まったころに、ほの字さんが現れた。何とか試合時間に間に合った。

2流さんが一番良い席を確保して、電動組も現役組も2流さんの勝利を口々に願った。
みんなのエールは、2流さんへの期待の大きさを語っていた。

「お望みのオオドモだから、今度こそ勝ってね!」
「そろそろ勝ってもらわないと、こっちが気を使うんだよね。」
みんな願いは同じ、2流さんに花を持たせてあげたかった。



韓国からわざわざカワハギ釣りにやってきた二人の装備はどうだったのだろう?
Ban-Qさんは、それほどカワハギ釣行に行けるとも思えないが、極鋭カワハギ・レッドチューンを持ってきた。コシヒカリさんに褒めてもらえるに違いない。ウェアも新調してるし
国士師匠は、伝説のカワハギ竿、手作りの逸品で置き竿でもカワハギが釣れるらしい。

一方、電動組のタックルは。
2流さんは、前回とカワハギSP180。
2℃さんは、レッドチューンとスマックでバリバリのダイワ仕様。(料理してないの?) でも、お手入れしてね。ベアリングが摩耗してますよ!
ビギは前回と同じ。
ほの字さんは、ベイゲームカワハギと、新調したバイオクラフト301XH。(前回、目立った投資がないと言われたのが悔しかったのか)

8時30分、剱崎沖に到着して釣りが始まった。
波はなし。
天気も良い。釣り日和。

みんな真剣に釣りをして、カメラを構える余裕もない。
時々ため息交じりの愚痴が聞こえる「くそっ!」「また餌がない!」

渋い状況が続く中、最初に釣り上げたのは国士師匠。なかなかのサイズ。
みんなびっくり。やばい。このまま出し抜かれる。

さらに真剣に釣りをしていると、賀茂鶴のコップ酒が回ってきた。
これはBan-Qさん考案の、飲ませて眠らせてしまう作戦だったが、みんな陽気になった。ごちそうさまでした。

作戦は完全に失敗に終わり、みんな真剣に手返しを繰り返す。

Ban-Qさんの次の作戦は、天秤仕掛けで、「キス釣りじゃあるまいし」とみんなから冷やかな目でみられたが、一荷でカワハギを釣り上げた。
それでも誰も写真をとってない。心に余裕がない。

みよしのほの字さんは、、コンスタントにビールを飲み続けた。
アルコールの量に比例して釣果も上向きに。
納竿間際には大物賞となる26pを釣り上げる。



●結果
11枚 ほの字 数釣り賞 大物賞
7枚 2℃
6枚 Ban-Q
5枚 2流3
4枚 ビギ
3枚 国士無双






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