モグリ氏、痛恨の検量前バラシ、2010BMT4

日時: 2010619日(土曜日)

場所: 忠清南道デホ

参加者: セミプロ氏、国士無双氏、まっつん氏、Kaffee氏、Tochan氏、モグリ氏、

桂氏(岡っぱり)、ウッドチャック (釣行記:ウッドチャック)

検量時、細心の注意を払い石垣の上にスカリを広げて魚を差し出すもセミプロ氏の手に渡る前に

取り落してしまい、悔しさにのたうちまわる(笑い転げるようにも見える)モグリ氏

「もうみんな勝手に計量して!!」

 

 

午前、6時、濃い朝靄。いかにもトップで出そうな絶好のコンディション。

選手の緊張感を煽る。そのはずだ。セミプロ氏の独走の去年とはうって変わって、

3戦終了時点で各戦の優勝者がすべて異なるとい

う大混戦状態。まだすべての参加者にAOYのチャンスがある。

 

3戦までの成績表

 

初めに出船するのはやはりセミプロ氏、続いてブンダン組Kaffee氏、まっつん氏、ウッドチャック。

漕ぎだしてほどなく見えなくなる他の選手。朝マズメがやはり勝負だろう。各選手、

朝のうちにトップで大物を確保というのが作戦に違いない。水深2-3mラインに到達。

先行者も同じラインにいるようだ。しかし濃霧のためライバルの動向も霧の中だ。

フローター上でタックルを交換している間にも方向感覚を失う。小鳥のさえずり、

堤防上のトラックの行き交うエンジン音、時折顔を見せる漁具を頼りに方向を定めるしかない。

そんな中、BMTでなければ味わえない、孤独との戦いが始まった。

 

ここからは1選手の一人称の記述にならざるを得ない。

1匹目。6:252mラインでスピナベに反応。30cm級をまずは一匹。

 

続いて2匹目。6:32、トップで、ベントミノーのドッグウォークに下からガバッと飛び出す。トップ視認で釣れる。

今までない経験。デホでは、トップで釣れる釣れるといわれていたが自分としては一度もトップで獲ったことがなく、

これは興奮した。ここまでは、幸先良くスタート。しかし魚は小さかった。そして、トップと言うイメージだけが先行する。

藻を避けるため2mよりも深いところを少しずつ下流側に移動する。が、濃霧のため移動はままならない。

しばらくしてみるとまた同じ漁具の横にいたりするラビリンス状態。

 

3匹目。7:10、ヨーヅリのSASHIMI。前回のデホ上流釣行時購入したSASHIMIがまた活躍。

4匹目。7:20 アメリカン・クランクでヒットするもバラシ。どちらも魚は30cm級。

ロッドはAbuのミディアムハード。ロッドが堅過ぎて堅すぎてフッキングが難しいようだ。

このロッドが実はあとで爆発するのをこのときはまだ知らない。

 

567匹目は連続。7:307:317:32、すべてヨーヅリ SASHIMI

 

Abuのバラシを挟んでヨーヅリの連発。しかし魚は小さい。トップで釣れないことはないが小さい。

すべて30cm級。爆釣モードでは有るが、ビッグフィッシュを獲るためには何かが必要だ。少し霧が晴れてくる。

セミプロ氏がすでに下流の堤防の方まで移動してシャローを攻めているのが見える。ここで葦際に移動を決意する。

 

そして、この日の「その時」が訪れる。2mラインから葦際までは結構時間がかかる。

その間には大ウイード地帯がある。ここを渡りきり遠浅の浅瀬をフィンの踵で注意深くボトムを蹴りながら岸にスニーキングする。

岸から20mぐらいの所まで接近し、葦の突端部の葦の内側1mぐらいのところにラバジをキャストした。

 

7:52。着水と同時に水面を割る、巨大な影。

8匹目。赤ザリガニ系のワームに黒赤系のラバジで1050gをゲットした瞬間だ。

Abuのミディアムハード、ラインはフロロ20lb。リールはMg7。この日のために投資したタックルだといっても過言ではない。

まさに「その時歴史が」の一瞬が訪れた。強引に引き出す。ささやかな抵抗があったが、

このタックルの敵ではなかった。全く危なげなくキャッチ。大物を狙い通りにキャッチした時の勝利感、

達成感、四肢の震え。シャローで足が地に付くだけに湖上のものとは一味違うカタルシス。今日の一つのヒットパターンを見つけた。

 

葦際を下流方向に移動しながら攻める。躊躇せずに葦の奥まで放り込む。

 

9匹目。8:15、赤系ザリガニワームをロストし、透明ザリガニ系に付け替え740gをゲット。

葦際で一度ばらしたが、回収中のラバジをチェイスしてきて目の前でひったくるように再度バイト。

ものすごい活性。確かにヒットパターンである。

 

10匹目。8:24、やはり葦際ラバジで大物のヒット。しかし乗らず。

 

浅いところでは10cmは少しオーバーにしても30cmぐらいの水深。

こんなところにいるのかと思う場所だったが、バイトが合計45回。

すべて大物の当たりで2匹を仕留める。そのダイナミックさに魅せられて結構長いこと葦際に張り付いた。

しかし結果的には、これが裏目に出たようだ。

 

一度離れて、沖へ移動した。しかし、やはり沖で出ないので、寝かせた葦際に再度移動し攻めるも、

その時はもうバイトがなかった。ここでかなり時間を使ってしまった。4時間ノーフィッシュ。

 

再度沖へ。

1112匹目。12:251245、ヨーヅリ SASHIMI。すべて30cm級。

 

ヨーヅリで小物ばかり。結局、沖ではトップの幻想と藻との格闘に疲れ果て、

ここで納竿。このときはこの小物が勝敗を分けるとは思っていなかった。

 

 

 

検量結果。終わってみればセミプロ氏が第1戦と同様の強さを見せつけ大差で優勝。

2位から4位が微妙な僅差。モグリ氏も検量バラシがなければそこに絡んできた可能性も。

結局、早退組が多く、8:30からのワールドカップオランダ戦のため、

16:00宴会を御開きにするとともに午後の部は開催せずに終了。

AOY争いはセミプロ氏がかなり有利に。しかしまだ可能性はある。

 

2010BMT4戦 検量結果

 

セミプロ

モグリ

Tochan

Kaffee

国士

師匠

まっつん

ウッド

チャック

1

1150

200

270

630

890

910

1050

2

1050

 

240

390

770

500

740

3

890

 

210

370

380

430

310

4

670

 

200

280

370

320

240

5

650

 

 

270

280

310

230

合計

4410

200

920

1940

2690

2470

2570

順位

1

7

6

5

2

4

3

 

4戦終了時点での順位表

 

安定感抜群、横綱相撲、貫禄の1位、セミプロ氏

「午前中はシャロー勝負が裏目でTOPは小型ばかり。

10時以降に沖合いのクランク飛ばしで良型をゲットし、久々の優勝を頂きました。

AOY3連覇目指して頑張ります。」

 

ホントに帰ったんですか? 腰痛でも粘り腰、第2位、国士無双師匠

TOPに期待して日本から来た。朝もやで皆がどこに入っているか見えず、

後から適当に堤防方面斜め方向に入っていったが皆さんが攻めたあとらしく朝方は小型1本のみ。

リミットメイクのため2-3mラインへ引きたくないスピナベ引いていたら45cmが来て、結局この日は全部スピナベ。

結果として2位とはいえ、気に入らない釣りだった。アタマが出るかでないかの藻周りの攻め方をもっと考えないと・・。

デホは遠くにありて想うもの、近くの皆さん通い詰めてね。

腰痛の私のためにフローターの上げ下ろしをやってくれたもぐり、セミプロさんに感謝。」

 

これはカッコいい!一人バスボート状態、まっつん氏、僅差で第4

「朝一はトップで狙い、トップ終了後はスピナベ⇒ワームと手を変え品を変え何とか

1kg弱をgetしました。フッキングが甘くて取り逃がした大物も2匹ほど。。。でも、とても楽しかったです!」

 

急遽、午前中だけ参加を表明、家族は大丈夫か新名簿係(よっ、幹部候補!)、第5Kaffee

9時位までは、トップで面白いように釣れましたが、サイズはみんな小さかったですね。

その後は、ウィードとの格闘ばかりでした。どうしたら良いのか分からず、

攻め手があまり無かったです。次のチャンスまでに、何か考えたいですね。」

 

オール装着で時間内帰港も大物に恵まれず第6位、Tochan

「久しぶりのデホ、わくわくしながら水に入った。

いつものようにビールを飲みながらやっていると、デカイのが来た!

飲みながらやっているとよく来る(o^^o)

しかし、針ごと持っていかれた。

その後は、ビールのせいかトイレ4回、タイムロス大きく、不発。」

 

やっちゃったー、痛恨の検量前バラシ、あなたの魚はデカかった、爆発バスびるマグナム第7位、モグリ氏

「ビックフィッシュ賞候補を計量前にリリースしてしまい、写真も無く、虎の子は記憶に残るのみ・・

あぁ、残念!!2.5kgいや3kgのビックフィッシュ(笑)」

(ウッドチャック:開始直後、ウッドチャック号のスモールランプを消してくれてありがとうございます!

世の中善行が必ずしも善果に繋がらないものなのですね。)

 

そして私、優勝したかのような偉そうな写真ですが、第3位、ウッドチャック。

「昼食宴会場へ移動中の車中、まっつん氏と2,3位争いのつもりで重量計算をし100g差で釣行記をかわし、

ホッとしたのも束の間、実は師匠の重量が120g勝って、結局3位。見事釣行記をゲットしました。

写真は葦際、ラバジで上げた2匹です。沖で小さいのしか出ないのでほとんど水深のない葦際に移動。

一投目からグァバッとでて、魅せられてしまいました。実は今年正月に葦際攻略用に

Abuのミディアムハードの竿を買ってたんですよ。3月、4月は不発でしたが、今回こいつが大爆発。

まさにイメージ通りの釣りを展開。それで葦際に拘り過ぎてしまいました。3時間はちょっと張り付き過ぎ。

デホはやっぱり沖、沖を制する者、デホを制す、ですね。キロフィッシュを獲ったものの他が小さく3位、順位、

内容にちょっとフラストレーションの溜まったBMTでした。」

 

 

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