2010年 Bass Master Tournament 開幕戦
日時: 2010年 3月28日(日曜日) kaffee記
場所:
全羅北道 九耳湖(전라북도 구이저수지)
天気:
曇り
水温: 8℃前後
参加者: 8名
セミプロ、tochan、モグリ、ナンデヤ、ヤリ杉、ウッドチャック、まっつん、kaffee(記)(敬称略)
とうとう2010年のBMTが開幕しました!!
徐々に暖かくなってきたとはいえ、今週は少し寒さが戻り、初フローターの筆者は少し不安の中、二村洞から順調に出発しました。
BMTもフローターもクイ貯水池も初めての筆者は、明るくなってきてから用意しておいたクイ貯水池の地図(Naver地図の写真版)を取り出し、早速、情報収集を開始。ポイントどころか、入水ポイントも、フローターでどのくらいの距離を移動できるのかも知りません。
いろいろ皆さんから教えてもらいましたが、はたして初フローターの私に役に立つかどうか???
特に、セミプロさんにはポイントまで教えていただき、ありがとうございました(きっと、次回から役に立つと思います!)。
いろいろな話をしている内に、クイ貯水池に到着、ウッドチャック氏は乗用車で10分ほど前に到着して、まだ入水はしていない模様。皆さん手慣れた様子で準備をして入水地点へ向かい、少し寒さを心配しながらも、どんどん発進!!。
入水ポイントの水温は8℃前後、気温は6℃、ゴアテックスの薄いウェダーでは寒くて長くは入っていられない状況。ネオプレーンなら大丈夫とのこと。私は薄いウェダーだったので、ヒートテックのタイツ+登山用の厚手のズボン(韓国でよく売っているもの)+その上にフリースのウェダー用インナーを履いて防寒対策をしました。実際、これで一日中浮いていても、全く寒くありませんでした。
私が発進するときに、皆さんから、“フローター初めてなら、足つるから気をつけてね”とか“戻ってこられる範囲でがんばってね”とか“風が吹いたら帰ってこられないかもね”とか暖かいアドバイス(?)をたくさんいただきました。このとき、まだ、これがすべて現実に起きるとは信じていませんでしたが。。。
そして、入水。最初の漕ぎ出しまでは良かったのですが、早速、向きを変えることもできない自分に気づくのでした。結局、入水地点付近で約30分ほど行ったり来たりを一人でしていました。当然のことながら、そのころには皆さんどこにも姿が見えず、オカッパリの韓国人からは変な目で見られるは、釣りどころではありませんでした。もうおわかりだと思いますが、他の人の状況なんて、わかりません(キッパリ)。この釣行記は、これからフローターを始める人のために書いているみたいなものです。
その後、なんとか岸から離れたのはよいのですが、近場のストラクチャー付近で少し釣りを試そうとしたのが、また、よくありませんでした。最初はとにかくフローターのコントロールができず、弱い風でも簡単に流され、ストラクチャーに絡まれて(自分から絡んでいった??)、ここでまた、30分くらい悪戦苦闘していました。このときも、明らかにオカッパリの韓国人から変な目で見られていました(きっと何をしたいのか分からなかったでしょう)。
気を取り直して、釣りはともかく、フローターをコントロールできなければ何もできないことに改めて気づき、釣りよりフローターの練習のつもりで沖の方へこぎ出しました。少し風が出てきていましたが、30分くらい岸から少し離れて進むうちにやっと少し向きを調整できるようになってきました。まだ、バシャバシャと音は激しいですが。少し、気持ちの余裕が出てきて周りを見渡してみると、皆さんはすでに対岸まで到達しているようでした。
やっと、釣りができそうな状態になったので。写真の経路のように、岸沿いを中層から底を中心に探って進みましたが、ノーバイト。全くバスの気配を感じることができませんでした。私より先にここを通った人たちはどうだったのだろう??そこで、ポイントを深場に変更するために、とりあえず対岸へ向けて進みました。とにかく水温も気温も低めだったので底狙いに絞り、ディープクランクで底を叩きながら、フローターとベイトキャスティングの練習をしていました(ほとんど釣りをしている感覚はなく、ひたすら練習)。
ベイトタックルは実に25年ぶりに使うので、最初はバックラッシュが心配で恐る恐る投げていましたが、だんだん思い出してきて何とか釣りができるくらいにはなりました。コントロールがまだまだですが。25年も経つと道具は良くなっていますね。
ちょうど、貯水池を横切って中央付近をすこし越えたあたりで、まず1回目の小さなバイトがありました。フッキングしなかったですが、明らかに底を叩く感じとは違っていたので、同じラインをもう一度通したときに本日の、いえ、韓国での初バスをキャッチすることができました。深さはラインの角度から多分4~5m以上はあったと思います(魚探を持っていなかったので正確ではありませんが)。
ランディングもフローターでは初めてだったので、ロッドの先端の角度をみながら(角度が急になって折らないように)、いろいろな体勢を試してみることができました。6フィート8インチのロッドを使っていたのですが、やはりフローターでは長いと取り回しが難しくなりそうですね。釣り上げたときはそんなに大きくは無いと感じたのですが、計量すると、45cm、1.1Kgの良型でした。
実は、日本ではバス釣りは2~3回程度しかやったことはなく、30cm程度のバスしか釣ったことがありませんでした。40cm以上はこれが初めてです。その後、もう一度バイトがあったのですがフッキングせず、低水温用に用意したメタルバイブレーションに変えようとしたところで、いきなり強風が吹き始めました。これからが、本当の試練の始まり?でした。
なんとか風に流されないようにかなりがんばったのですが、結局流されて、せっかく見つけたポイントも分からなくなってしまいました。実際には釣りどころではなく、一方的に流されて、それでもがんばってフィンを蹴っていたら、足が3度ほどつってしまいました。このときばかりは“戻れないかも”と思うくらいでしたが、幸い、近くにヤリ杉さんやtochanさんも一緒に流されてきており、少し安心できましたが。その後は、少し風は弱まったのですが、このときに体力を使い果たしてしまい、元のポイントへ戻る気力も体力も残っていませんでした。
後は、対岸のシャローを探りながら戻るコースをたどりました。途中でウッドチャックさんがシャローをミノーで攻めて1匹あげたときいて、試しましたがその後はノーバイト。最初と同じでシャローでは全くバスの
気配を感じることができませんでした。
フローターの操作にはだいぶ慣れてきたのですが、まだまだ、初心者。ナンデヤさん、ヤリ杉さん、まっつんさんには、釣りの邪魔をしてしまったりして、申し訳ありませんでした。
入水地点に戻り計量。別に結果が掲載されているとおり、セミプロ氏がダントツ優勝。皆さん、なかなか渋い結果でした。この状況でもlimitを揃えるセミプロ氏は全然違う世界を見ている??。
tochanさんは1匹ゲットしながらも、タイムアウト。これで、最初のアドバイス(?)がすべて現実に。それと、今回、深場で1匹釣れたのは偶然ですね。今回のような状況で、シャロー以外で狙って釣るためには、魚探が必須ですね(場所や深さを確認するために)。
帰りのバスでは、皆さんお疲れで爆睡。私が目を覚ましたときに、モグリ氏がポツリ。“2列席に座った人が釣れた人で、1列席に座った人がボウズだ。はじめから決まっていたんだ。”こんなジンクスがあるとは??
次回はきっとこんなジンクスは無くなることを期待しています。
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