ホンウォンのシーバス、初釣果

日時: 2009年6月13日

場所: 西海、ホンウォンより於青島(オチョン島)へ

参加者: (釣り会)ねっち、セミプロ、ナンデヤ、もぐり、孫悟空、ウォンバット(文責)
(反省会)上記メンバー+ 国士無双、TOCHAN,石兵衛、ヤリスギ(旧仕事多すぎ、改名)

レポート: 6月例会は、過去何度もアブれた、ホンウォン港からのシーバスフィッシングに決まりました。 今回は何とか型を見よう、
と、幹事のもぐりさん、気合が入りまくっています。 この気合が後で悲しい結果をもたらすのですが・・・・・


今回は仕立てといっても船を待たさぬように、東部二村洞をAM1:00に出発、あれれっ! 多すぎさんが来ない・・・
過去にも他で何度かあった、爆睡状態だったようです。  残念ながら多すぎさんを残して、6人で出発。
(この間、会員から「仕事多すぎ」は云いにくい、との意見あり、協議の結果、「ヤリスギ」さんがよい、となりました。)


4時半頃にホンウォン港到着、一同気負って船着場まで行ったのですが、ここで大トラブル! 我々が仕立てた筈の
船には、韓国の人たちがぎっしり乗っているではありませんか!?  ここは、アレンジ頂いた孫悟空店長が、船長と
韓国語で掛け合いを始めます。 

どうやら5人は磯渡しのメンバーで、これは仕方がないとしても、残りの5人は彼らの船のエンジン故障で、この船に乗りたい
のだとか・・・・もうしっかりシーバス用のタックルやタイラバが船端にセットされちゃっています。 我々6人に5人を加えると、
何と片舷11人でルアー釣り!?   困りました、ただでさえキャスティングに危険の伴うシーバスのルアー、人員が多すぎると
危険度が飛躍的に上昇しちゃいます。

交渉の結果は・・・・駄目! とうとう我々6人の大不満を搭載したまま、船は鏡のごとき黄海(西海)を、於青島目指して
1時間強の航程を突っ走ります。 釣りにくそうだし、大丈夫かな??


於青島の磯周りを、船で流しながらの釣り開始、仕掛は2〜2.7メートルくらいのシーバスロッドに2500〜3500番
クラスのリール、道糸ナイロン3号かPE1〜2号、ルアーはバイブレーションか、スピンテールのバイブレーションで、次々に
現れる磯周りのポイントを叩いて行きます。

案の定、釣りにくい事おびただしい! 船は40フィート近くあるため片舷でも広いのですが、キャビンを広く取ってあるため、
十分なキャスティングスペースはミヨシとトモの一角にほぼ限られます。 ルアーがポイントに入っても、カウントダウンで十分に
沈ませようとすると、船が動いてどうしても隣の人と交差する形のレトリーブになってしまいます。 人が少なければ問題ないし、
まして会員同士なら、多少の交差でも声を掛け合って処理すればよいのですが、見ず知らずの人達、まして韓国語と
日本語では意思の疎通もままなりません。

ここで悲劇が! トモで釣っていたもぐりさんの針が、セミプロさんの下あごを引っ掛けてしまったようです。 店長の咄嗟の機転で、
針をペンチで折って残った針を反対から縫い通したので、傷は最小限に抑えられたようですが、本当に危なかった!!
誰のせいでもなく、このように混んだ船の場合、トラブルは避けられない、と思います。 6人でやりたかったな・・・

ご自身には責任はないのに、もぐりさん、店長、そしてねっちさんまで、次第にキャスティングを諦めて、反対の舷側から
タイラバの竿を出し始めました。 タイラバのポイントでもないし、こっちはキャスティングを継続しながらも何か悪いようで
気が気ではありませんでした。

9時半ころ、私のゆっくりとしたレトリーブのスピンテールに、グンッと当りがありました。 生きの良い引きで上がったのは、55センチ
1,5キロのマルスズキ、やはり初めてのシーバス、特に2年越しで狙ってきた釣り物だけに、本当にうれしかった!


潮は10時半ころがソコリ、本日は中潮のようで、潮どまりを利用して於青島に上陸し、メウンタン主体の昼食を
しっかり摂って休憩します。 本日は天気晴朗、無風の本当に良い気候になりました。 

休憩後は、於青島の地先の灯台島周りでタイラバをやります。 ここは水深が50メートル近くあり、ソイ、アイナメ、沖メバル
などが次々に釣れてきます。 ここで全員ボーズ脱出、となりました。
ねっち会長の勇姿!


午前中はずっと低調で、「僕にはこの釣りは向かないな」といっていたセミプロさんの竿に大きな当り! なんと60センチ、2キロを
越えるヒラメがヒットしたのですから、釣りはわからない。  


もっとも、午前中に傷ついたセミプロさん、「大丈夫、大丈夫」といって一言も泣き言、恨み言を言わずに、黙々と釣っていました。
ずいぶん痛かった、と思うけど、この態度に天が感じて、大きなヒラメが舞い降りたんじゃないでしょうか?

その後も40センチ前後の大ソイがセミさんに掛かり、一転して大当たり! 私にも同じような型のソイが掛かって、今晩のおかずが
徐々に整って行きます。
孫悟空さんも!


ナンデヤさんはこの所淡水に凝っていて、海は中々釣れなかったようですが、タイラバで当日珍しい沖メバルをキャッチ、さらに結構な
型のアイナメを釣ってご機嫌でした。  タイラバの可能性、韓国でも大きく広がるのではないでしょうか?



潮が差してきたのか、船長がタイラバを切り上げて、午前中のシーバスポイントに戻ります。 この頃になると、隣の韓国人も
結構良い人達で、釣りも相当に真剣なのがわかってきました。

考えてみれば、彼らも好きで相乗りしてきているわけじゃないし、お互い譲り合って釣るしかないな、と下手な英語でやり取り
しながらのキャスティングが結構効果的になってきました。

またまたセミプロさんに当り、タモに入ったのは31センチと小型ながら、初めてのホシスズキ! やった〜! ついに念願のホシスズキ
(タイリクスズキ)がゲットできました。 やはり背から腹側にかけていくつもの星が光る、きれいな魚です。


私にもグンッと当たって、先ほどの奴よりちょっと小さな50センチくらいのマルスズキが釣れました。 この日は他に、韓国チームにも
一本、50センチ台のスズキが出たようで、結局スズキは船中4本の釣果、となりました。


タイラバのお陰で全員が魚の型を見たし、終わってみれば楽しい釣りになりました。 孫悟空店長は責任を感じて船宿にねじ込み、
船代を20万Wonほど負けてもらいました。 店長、そんなに責任感じる事ないのに・・・・・ 良い人です。

帰りは渋滞もあり、東部二村洞のねっち会長のお宅に着いたのが9時ちょっと前、それからこの豪華な食材を使っての料理作りが
始まりました。



スズキとヒラメは刺身、ソイのなめろう、アイナメ、メバルの煮付け、いろんなお魚のフライ、アラ炊き、味噌汁などなどなど・・・・
昼間はキョンジ釣りに行っていた国士さん、TOCHANさん、買出し担当の石兵衛さん、爆睡で笑顔すっきりのヤリスギさんも
加わって、とても豪勢な酒盛りになりました。




例によって、解散したのは日曜日の午前1時近く・・・・ 久しぶりに24時間の釣行になりました。 でも今回は食材が充実していた
せいか、時間の経つのを感じなかった。 この釣り、やめられません。  魚の血と内臓で修羅場と化した、キッチン、リビングをを提供
していただいたねっち会長、いつもながら有難うございました。


おしまい!
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