第13回釣行記

日時:2005/10/29,30
場所:チェジュ島
参加者:C&E,ビギ、二流三(報告者)


ようやく念願のチェジュへ、と意気込んで金浦発10時40分発のコリアナへ搭乗。ビギさん所有の優待カードでスムースに手続きをしたまではよかったが、所持品検査で当方(二流三)がひっかかる。
ライフジャケットのまま乗り込んだので、常備していたナイフ、ペンチ、ハサミの携帯三セットを取り上げられた。
まさにテロ3点セット、アホ!でした。




その後1時間ちょっとでチェジュに到着、空港のフロントは南国風であったが市街はソウルと同じ。
でもそこを抜けるとさすがチェジュの景色が展開していた。


タクシーに竿を載せる際に運転手から乗車拒否され、しばらくすったもんだしたが、さすが商社マンC&Eがなんとか押し切る。
運ちゃんが渋るのもそのはず、C&E所持の釣竿バックはバズーカ砲そのものだった。
この運ちゃんバズーカ砲の中身が釣竿ときいてからたまげたのか、安心したのか、その後の道中仲直りし、現地の釣り情報を聞きながらオーシャンビューの見えるモーテルへ12時に到着。
荷物を降ろし、C&Eと師弟関係を結んでいる兄貴と再会。ラーメンを食べた後、近場の磯釣りポイントまで車で送ってもらう。
溶岩石むき出しの磯は、結構人がいて大物(鯛、ヒラマサ)が釣れている様だった。
我々もこませをせっせと撒き、一発をねらったが不発。


時間も2時間だけだし、まぁそんなものだろうと、それなりに納得、夜のアオリ釣行に期待を寄せた。


17時兄貴の奥さんに夕飯をごちになり、いざ夜釣りへ出発。






つり方は海老の疑似餌を道糸につけ、船を流しながらあたりを待つ、いわゆるイカ釣りトローリング法であった。アオリがかかると道糸手元につけた鈴がなる仕組み。
釣行開始1時間後、その鈴がなった。緊張が皆に走る、最初の当たりなので兄貴が手本をみせ糸をたぐる。釣れた!それは30センチはある大型のアオリであった。
船槽に放したところ思いっきりスミをはいた。初心者がやるとばらしたり、スミをかぶったりするとのこと。
よしゃ、やりかたわかったとこで、次は俺が、とみな思ったが、その後あたりはありませんでした。


ふーぅ、まぁ、そんなもんでしょう。はやく酒のつまみのイカ刺を食べようと一路兄貴宅へ急ぐ。
着くなり奥さんがさくさく料理をしてくれた。
なんでもチェジュではイカの長い足2本は捨てるとのこと。・・・この足でなんでも触るから汚いそうな、ふ〜む不思議?





夜の宴会には、またまたC&Eの友人で日本語もそこそこの趙さんも駈けつける。このチョさんも兄貴同様C&Eと固い信頼関係に結ばれてるようだった。
チェジュの焼酎はうまいし、刺身も最高、仲間もいい、で言うことなし。一番おいしいイカのくちばしはビギが食しました(じゃんけん勝!)すごくうまかったとのこと、やはり3杯は上げたかったな。
明日の本命、鯛、ヒラマサ、カンパチ釣りに万全を期し就寝しようとしたが、チョさんがもう一軒とのことで、ついつい行ってしまった、意志弱し。
結局翌朝5時起床のところ、全員起きられず6時近くに兄貴に起こしてもらう羽目になった、あーぁ情けない。




7時にチェジュと最南端の島・馬羅(マラ)島の間にある潮の流れがいいポイントへ到着。
つり方はオキアミ3袋を網に入れ船の側面から海に垂らし、潮に沿って撒き得を流し続ける。


その潮にあわせ長さ60センチほどのウキと4本針にオキアミを付け、これまた3,4百メートルほど流す、ウキが見えなくなるほどの距離。
そこまでするか、う〜ん、スケールでかい。船のトローリング席は2つしかないのでまず、兄貴とビギが参戦。
・・来た、やはりビギに来た。
見てなかったのでわからなかったが、ウキがボコンと沈んだのだろう。必死でリールを巻くビギ。鯛か、ヒラマサか!


ようやくあがってきたのは40センチ以上あるソウダガツオだった。ビギやったね。ファイト後、満足そうなビギ。
ところが釣りあがった獲物から針を外した兄貴は当然のように海へリリース、唖然。。。C&Eに確認したところ当たり前です、とのこと。


違う、ゥウウ!チェジュの釣りは違う。
C&Eはルアーで四方八方を攻める、来た!大きく竿がしなる。釣れたのはソーダカツオであった、チェジュの掟に従いリリース(おいおい、キャッチアンドイートは?)
当方は、2本張りで錘40号で底からゆっくり攻めてみる、来た、どっかでみたと思ったらアイナメ、論外、即リリース。
その後もトローリング釣りで、ソーダカツオや真サバ、トビウオがあがるが、いずれもポイポイリリース、もって帰れない雰囲気なんだもん。


もう、鯛か、ヒラマサを釣るしかない。
厳しい掟の元、11時過ぎまでやったが風が強くなり、無念の終了。ということで気がつけばボウズでした。
大漁を帰し包丁を磨いでまっていてくれたほの字、2℃すいませんでした。
釣りはボウズでしたが思い出に残る釣行でした。


また、行こ!